2009年11月02日
肉離れ
湘南国際マラソン スタートまで、あと1週間!!
ラン嫁の、ふくらはぎは、まだ完治せず
ケガの予防には、 Foot Step のオーダーメードインソール
ですよね
早稲田大学ラグビー部の、ケガの要望について
のブログがあったので紹介します。
WASEDA CLUB "Roo"のスポーツクリニックより
http://www.wasedaclub.com/blog_detail/blog_id=8&id=12
早稲田大学ラグビー蹴球部
肉離れとは?
筋肉が激しく収縮した時に、筋肉の繊維(筋繊維)や筋肉を包んでいる
筋周膜の一部が損傷してしまう状態を言います。
主に二関節筋(二つの関節をまたがっている筋肉)でよく起こります。
一般的にはハムストリング、大腿四頭筋(モモ前)、
腓腹筋の順に多いと言われています。
ダッシュやジャンプなどの急激な動作で突然痛みを感じ、
走ったり、ジャンプすることが出来なくなることが特徴です。
症状によって、I度(軽症)からIII度(重症=筋断裂)まで3つに分けることができます。
?I度 (軽症) 復帰まで約3週
筋線維・筋周膜には変化無く、筋肉間損傷が主体
患部に軽い圧痛がある。
陥凹は無し。
歩行は可能だが、ランニング・ジャンプで痛みを自覚。
?II度 (中等度) 復帰まで約6週
筋線維・筋周膜の一部の損傷
患部に圧痛がある。
多くの場合は陥凹がある。
歩行困難、ランニング不能。
?III度 (重症)
筋肉の部分断裂、受傷を繰り返すことにより発症
強い圧痛を認める。
陥凹があり、内出血を認める。
歩行不能。
良く見られる「バナレ気味」と言われる筋肉の違和感は、肉離れではありません。
ただし、筋肉に何らかのストレスがかかっているため、
十分なストレッチや圧迫などのケアをする必要があります。
現場でできる処置
RICE処置に限ります。
RICE処置を行うことかどうかで治る経過に大きな違いが見られます。
常々言っていますが、怪我は未然に防ぐものです。結果には必ず原因があります。
肉離れの原因は…?
1.筋肉の疲労
2.筋肉の柔軟性の低下
3.筋力の低下、前後・左右の筋のバランス不良
4.悪いランニングフォーム
5.急激な運動(ウォーミングアップ不足)
6.練習内容
7.サーフェイス(練習環境)
8.気候(気温・湿度など)
再発予防
1.柔軟性の改善(ストレッチ)
2.筋力・筋持久力・筋バランスの改善
3.ランニングフォームの矯正
4.十分なウォーミングアップ・クーリングダウン
5.コンディショニング調整(疲労・運動量)
6.寒冷下での運動を避ける
予防方法
ストレッチ
ストレッチは怪我の予防にもっとも簡単で効果的な方法です。
運動の前後には必ず実施するよう心がけましょう。
リハビリ
万が一肉離れをしてしまったら・・・
以下は肉離れ(Ⅰ~Ⅱ度程度)のリハビリテーションプログラムの概要です。
万が一肉離れを起こしてしまった時は参考にしてみて下さい。
1.受傷~2日間
受傷してから2日間は急性期と言われる腫れが出現する期間なので、
繰り返しアイシングと圧迫を行い安静に過ごしましょう。
日常生活の動作においても痛みが感じられます。
2.受傷3日目~1週間 (自発痛の消失)
安静時の痛みが取れたらウォーキング・エアロバイク開始。
患部静的ストレッチを開始。(反動をつけずにゆっくりと伸ばす。)
等尺性収縮による患部の筋肉のトレーニング(ハムストリングの場合、SLR・Quad setting)
3.1~2週間 (圧痛・動作時痛の消失)
ジョギング開始。
(痛みを伴う場合は中止)
患部のトレーニング開始
4.3~4週 (ストレッチング痛消失)
ランニング開始、徐々にスピードアップ(80%位まで)
5.4週間以降 (抵抗時運動時痛の消失)
トップスピード。
同時にダッシュ&ストップなど急激な動作を開始。
コンタクトの開始。
再発予防のためのリハビリテーション。
6.復帰
すべての動作にて痛み無し、再発無し。
復帰条件のクリア。
※リハビリテーションの後には必ずアイシングを行うようにしましょう。
※受傷後3日目以降のリハビリテーションを行う前はホットパックなどを行い、
患部を温めてから行いましょう。
※全てリハビリテーションには痛みが伴ってはいけません。
痛みがある際はレベルダウンしてください。
※リハビリテーションの後には必ずアイシングを行うようにしましょう。
参考文献
1.三木英之 ランニング障害:肉離れ.日本臨床スポーツ医学会
2.蒲田和芳 肉離れの評価とリハビリテーション.臨床スポーツ医学17(6)
ラン嫁の、ふくらはぎは、まだ完治せず
ケガの予防には、 Foot Step のオーダーメードインソール
ですよね
早稲田大学ラグビー部の、ケガの要望について
のブログがあったので紹介します。
WASEDA CLUB "Roo"のスポーツクリニックより
http://www.wasedaclub.com/blog_detail/blog_id=8&id=12
早稲田大学ラグビー蹴球部
肉離れとは?
筋肉が激しく収縮した時に、筋肉の繊維(筋繊維)や筋肉を包んでいる
筋周膜の一部が損傷してしまう状態を言います。
主に二関節筋(二つの関節をまたがっている筋肉)でよく起こります。
一般的にはハムストリング、大腿四頭筋(モモ前)、
腓腹筋の順に多いと言われています。
ダッシュやジャンプなどの急激な動作で突然痛みを感じ、
走ったり、ジャンプすることが出来なくなることが特徴です。
症状によって、I度(軽症)からIII度(重症=筋断裂)まで3つに分けることができます。
?I度 (軽症) 復帰まで約3週
筋線維・筋周膜には変化無く、筋肉間損傷が主体
患部に軽い圧痛がある。
陥凹は無し。
歩行は可能だが、ランニング・ジャンプで痛みを自覚。
?II度 (中等度) 復帰まで約6週
筋線維・筋周膜の一部の損傷
患部に圧痛がある。
多くの場合は陥凹がある。
歩行困難、ランニング不能。
?III度 (重症)
筋肉の部分断裂、受傷を繰り返すことにより発症
強い圧痛を認める。
陥凹があり、内出血を認める。
歩行不能。
良く見られる「バナレ気味」と言われる筋肉の違和感は、肉離れではありません。
ただし、筋肉に何らかのストレスがかかっているため、
十分なストレッチや圧迫などのケアをする必要があります。
現場でできる処置
RICE処置に限ります。
RICE処置を行うことかどうかで治る経過に大きな違いが見られます。
常々言っていますが、怪我は未然に防ぐものです。結果には必ず原因があります。
肉離れの原因は…?
1.筋肉の疲労
2.筋肉の柔軟性の低下
3.筋力の低下、前後・左右の筋のバランス不良
4.悪いランニングフォーム
5.急激な運動(ウォーミングアップ不足)
6.練習内容
7.サーフェイス(練習環境)
8.気候(気温・湿度など)
再発予防
1.柔軟性の改善(ストレッチ)
2.筋力・筋持久力・筋バランスの改善
3.ランニングフォームの矯正
4.十分なウォーミングアップ・クーリングダウン
5.コンディショニング調整(疲労・運動量)
6.寒冷下での運動を避ける
予防方法
ストレッチ
ストレッチは怪我の予防にもっとも簡単で効果的な方法です。
運動の前後には必ず実施するよう心がけましょう。
リハビリ
万が一肉離れをしてしまったら・・・
以下は肉離れ(Ⅰ~Ⅱ度程度)のリハビリテーションプログラムの概要です。
万が一肉離れを起こしてしまった時は参考にしてみて下さい。
1.受傷~2日間
受傷してから2日間は急性期と言われる腫れが出現する期間なので、
繰り返しアイシングと圧迫を行い安静に過ごしましょう。
日常生活の動作においても痛みが感じられます。
2.受傷3日目~1週間 (自発痛の消失)
安静時の痛みが取れたらウォーキング・エアロバイク開始。
患部静的ストレッチを開始。(反動をつけずにゆっくりと伸ばす。)
等尺性収縮による患部の筋肉のトレーニング(ハムストリングの場合、SLR・Quad setting)
3.1~2週間 (圧痛・動作時痛の消失)
ジョギング開始。
(痛みを伴う場合は中止)
患部のトレーニング開始
4.3~4週 (ストレッチング痛消失)
ランニング開始、徐々にスピードアップ(80%位まで)
5.4週間以降 (抵抗時運動時痛の消失)
トップスピード。
同時にダッシュ&ストップなど急激な動作を開始。
コンタクトの開始。
再発予防のためのリハビリテーション。
6.復帰
すべての動作にて痛み無し、再発無し。
復帰条件のクリア。
※リハビリテーションの後には必ずアイシングを行うようにしましょう。
※受傷後3日目以降のリハビリテーションを行う前はホットパックなどを行い、
患部を温めてから行いましょう。
※全てリハビリテーションには痛みが伴ってはいけません。
痛みがある際はレベルダウンしてください。
※リハビリテーションの後には必ずアイシングを行うようにしましょう。
参考文献
1.三木英之 ランニング障害:肉離れ.日本臨床スポーツ医学会
2.蒲田和芳 肉離れの評価とリハビリテーション.臨床スポーツ医学17(6)
Posted by 「私が作ります。」 at 16:23│Comments(0)
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